明治時代に建てられた農家住宅の一部を、カフェと民宿に改装するプロジェクトです。住宅は文化財に登録されており、隣接する蔵や小屋も含めとても立派な造りをしていました。
元の土間部分には漆塗りされたきれいな朱色の板壁があり、それを小上がりやトイレ手洗い室などの腰壁に再利用しました。また、新建材のフローリングの下に埋もれていた厚い床板もカウンターや框、カフェテーブルなどとして利用しています。
客室として利用される和室は天井の高さが生きるよう、大型の照明器具の柔らかい灯りに交換しました。